藤の花

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    もうそろそろかなと思って、藤の花を見に行きました。

     

    山藤はまだ、五分咲

     

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    民家の生け垣の白藤は満開で風に揺れていました。

     

     

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    ためして合点  食物アレルギーの新常識

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      本日「1月31日」NHKのためして合点、「食物アレルギーの新常識」、期せずして12月11日、当院のブログ「美と食の彷徨」(アトピー性皮膚炎移り変わり)と同じ内容です。

       

      ただし、口周囲の皮膚炎についての言及と皮膚炎の治療についての言及がなかったのは、とても残念でした。

       

      シェア41件、個人開業医のブログとしては、かなり興味をもっていただきました。

       

       

       

      ひと昔に比べて、アトピー性皮膚炎を取り巻く環境は、治療指針や予防を含めて、様変わりしてきました。

       

      思い出してください。ちょっと前まで、アトピー商法として、布団、自然食品、温泉、化粧品など、様々なもので溢れていました。

       

      マスコミ、広告媒体にも、アトピーという言葉が見られない日はないくらいでした。

       

      皮膚科で処方されるステロイド外用剤は、極悪で、ステロイド浸けからの脱却とか、ステロイド依存によるアトピーからの離脱などという言葉が、煩雑に普通に言われ、アレルギー検査をシッカリされる小児科の先生に比べ、検査をあまりしないで?、塗り薬だけは、出し続ける私達皮膚科医は、その場しのぎの治療といわれ、とても肩身の狭い思いをしたものです。「かかりつけの小児科の先生は、アレルギー検査をして、親身に原因を探す姿勢をみせてくれるのに、皮膚科であるあなたは、塗り薬をくれるだけ、それってただの対症療法ですよね。しかも副作用が強いステロイド外用剤ばかり、もっと小児科の先生みたいに、検査に基づく食事療法のアドバイスなど、こちらが納得できる治療をしてください」などと、よくいわれたものでした。

       

      ただ、私達皮膚科医にしたら、経験から見て、スキンケアを心がけ、ステロイド外用剤をメインに、何はともあれ、傷のない掻かないキレイな肌をキープし、コントロールしていくことで、年ごとに良くなっていく子供さんがほとんどである、と言うことを知っていました。そして殆どの方は、使用するステロイド外用剤の副作用など起こさないで、改善していくこともわかっていました。

       

      また、小児科の先生が行う食事制限も見ていても、あまり効果があるようには見えず(あくまで私見です)、母乳で育った子供にもミルクで育った子供も、アトピーで来る患者さんも、どちらも変わらないようにも思え、腑に落ちないととばかりでした(あくまで私見です)。

       

      当時は、アレルギー感作の主な原因は、胎児期の母親の胎盤から、出生後は、消化管や気道から感作されると考えられていました。医食同源という昔からの思想もあり、原因を食べ物に求める社会的風潮も、そちらに加担しやすかったのです。

       

      ですから、妊娠中の母や出生後の子供に対しての食事制限、母乳栄養、人工乳離乳時期の延期など、結果はともかく、さまざまな努力がなされ、お母様方の苦労は並大抵ではありませんでした。

       

      そんななか、吸ったり食べたりして感作されるよりも、皮膚からの感作のほうが、はるかに強力に感作惹起されるという、衝撃的な研究データーが、2000年以降続々と発表されてくるようになります。

       

      疫学的解析結果より医学常識が変わらざるをえなくなってきたのです。

       

      例えば、ピーナッツアレルギーは、子供の頃、ピーナッツオイルを保湿クリームと使用していた人に優位に見られること、しかもピーナッツ消費量の多い国で、食べることを制限をしていない国のほうが、ピーナッツを食べないよう制限指導している国よりも、アレルギーになる頻度が極めて少ないことなどが報告されてきました。

       

      食べた食物アレルギー物質は、食べることにより免疫寛容といって抑えられていく傾向があり、皮膚から侵入した食物のほうは、アレルギー感作を誘発することが認識されるようになってきました。

       

      またアレルギー除去食がアレルギーの発症を抑制しない、つまり食事制限は、アレルギー予防に効果がないということが解析結果よりわかってきました。(ただし、食物によるアナフィラキシーショックをおこしてしまう方は、医師と相談することが必要です。)

       

      皮膚表皮を傷つけられた場合(アトピー性皮膚炎のひどい状態)、TSLPという免疫反応を増強させるサイトカインが上皮細胞から産生され、そのサイトカインが、フィラグリンという皮膚を保護する天然保湿物質を減少させ、ますますアレルギー感作されやすくなることがわかってきました。

       

      結果的にですが、私達皮膚科医のスキンケアを大切にする治療は、正しかったということができます。

       

      特に口周りの湿疹には気をつけてください。

       

      まずは、しっかり皮膚科から処方された塗り薬を塗って、早期に治療することです。

       

      顔にステロイド外用剤は怖いという方もいらっしゃいますが、弱いステロイド外用剤を塗ることによって、傷のない皮膚に戻し異物侵入を食い止めることは、アレルギーに感作されないための予防策として、理にかなっていて、とても大切なことです。

       

      よく、保湿クリームなら安全だからと、そればかり塗って治そうとしている方がいらっしゃいますが、皮膚炎は保湿クリームでは、治せないし、長引かせることにより、食物や保湿クリームのさまざまな成分が、(先程のピーナッツオイル保湿クリームのように)微細に傷ついた皮膚より感作されて、食物アレルギー、化粧品アレルギーなどを起こす可能性が高まります。ですから、アトピー性皮膚炎患者にとっては、保湿クリームだけの日常使用が、安全であるなどとは決していえないのです。まずは、ステロイド外用剤の弱いもので皮膚炎を治してから、それから(医師相談の上)プロトピック軟膏、ワセリン、保湿クリームに変更することをおすすめします。

       

      現時点では、いまでも、スキンケアが、アトピー性皮膚炎の治療と予防に最も大切なことだということがわかっていただけたでしょうか。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       


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